宇宙はもう
空虚ではない

軌道上のスペースデブリと物質の再生をめぐる展覧会プロジェクト。ユーリイ・ガガーリン飛行65周年に寄せて。モスクワ、2026年春

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開催中
「スプートニク」博物館
3月15日〜12月15日
モスクワ、第2ルイビンスカヤ通り21棟1
展覧会は12月15日まで延長されました。入場には博物館のチケットが必要です。開館日程とチケットは「スプートニク」の公式サイトをご覧ください。
博物館の公式サイト →
終了
「ペチャトニキ」ギャラリー
3月6日〜4月19日
モスクワ、バチュニンスカヤ通り14
終了
ART SPACE ギャラリー
4月10日〜19日
モスクワ、トヴェルスカヤ通り9
終了
航空宇宙軍将校クラブ
4月10日〜19日
モスクワ、パヴロフスカヤ通り8

あそこには何もない、まっさらな一枚の紙だと、私たちは思い込んできました。けれど空虚は密度を持ちはじめています。私たちの存在、私たちの野心、私たちの冷たい金属で満たされて。

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軌道上でカタログ化された物体の数
2022年にNASAが数えた10 cm超の物体は約25 000個
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1センチを超える破片の数(推定)
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軌道上の金属の総質量
2022年1月には約 9 000 トン(NASA)
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低軌道を飛ぶ破片の速度
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2025年に軌道へ投入された衛星の数
2024年比 +54%、メガコンステレーションが加速させている

カードの (i) を押すと、出典と日付が開きます。デブリの質量は数字をクリックすると、規模をつかむための比較が出ます。

地上のごみと軌道上のごみは、同じひとつの物質です。惑星の奥から掘り出し、そのあと自分たちの頭上へ放り上げた、ひと続きの産業の痕跡。

宇宙はいいところを持っていきました。清らかな金属はロケットの外殻と衛星の電子部品になり、地上には見て見ぬふりをしてきたスラグの山が残りました。私はこの物質に、芸術である権利を返します。この手法をアートサイクリング(artcycling)と呼びます。焼けた基板、真空管、偉大な時代のトグルスイッチから時間の層を落とし、新しい意味へ組み直すのです。

この近さは詩的な言い回しではありません。宇宙船「ヴォストーク1号」には421本の電子管、600個を超えるトランジスタ、約800個のリレーとスイッチが積まれていました。世界初の人工衛星スプートニク1号の送信機も、小型の真空管で動いていました。当時の宇宙用の機器と家庭用の機器は同じ種類の部品から組み立てられ、違いは選別と検収にあって、性質そのものにはありませんでした。私たちは、軌道へ上がってそこに残ったものと同じ物質を扱っています。

軌道上のごみの山は、私たちの知性と精神への問いかけです。私たちはすでに、宇宙で権利も責任も持つ住人です。ふるまいも、それにふさわしいものにする時が来ました。

セルゲイ・コジュホフスキー
エコアーティスト、企画の発案者
大統領プラットフォーム「ロシア:可能性の国」のファイナリスト。産業廃棄物を芸術のかたちへ変えている。
エリザヴェータ・コズィリ
モニュメンタル画家
修復家。エルサレムのキリスト復活教会の聖遺物の修復に参加。
タチヤナ・ココレワ
オペラ歌手、工芸作家
天体の物質を素材に制作している。
ワルワラ・ハゾワ
映像作家
ドキュメンタリー研究「スペースデブリ」の作者。
タチヤナ・ファテーエワ
写真家、メディアアーティスト
人と星が触れ合う瞬間の美しさを写しとってきた。
エリナ・パパス
エグゼクティブプロデューサー
スコルコヴォ・アートクラブのキュレーター。スコルコヴォ・ビジネススクールとロンドン・ビジネススクールを修了。ロシア大統領国民経済・行政アカデミー(RANEPA)修士、アートビジネス経営プログラム。
Princip NOVO
戦略パートナー、空間デザインの共同設計者
Platform.web-ar.studio
テクノロジーパートナー、拡張現実
スコルコヴォ・アートクラブ
会長:クセニヤ・マカルチュク
Festival-Stroy
展示ブースの施工とフェスティバルの運営
ザライスクのコヴリシカ
ザライスクの食のブランド
Ecodao.ru
サステナビリティ分野におけるロシア最大のイベント案内
iFlex
ロシアのソフトウェア開発会社、業界20年
モスクワ市文化局

「宇宙のエコロジー」は、人類の技術の痕跡をめぐる二人の作家のまなざしが重なって生まれました。

2018
モニュメンタル画家エリザヴェータ・コズィリがコンセプチュアルな連作を制作し、このテーマの視覚的な土台をつくった。
2021
セルゲイ・コジュホフスキーがロシア環境オペレーター(REO)で働きながら、電子部品による最初の作品群をつくり、プロジェクトに正式な名前を与えた。
2022
「宇宙のエコロジー」が公共の場へ出た。秋にはイノベーションセンター Renova Lab で発表された。
2023
カルーガのツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館で節目の展覧会。「エコソフィア」の枠組みで、アルハンゲリスク、チュメニ、サンクトペテルブルク、ニジニ・ノヴゴロド、エカテリンブルク、チェリャビンスクを巡回した。
2026
産業考古学を未来の芸術へ変えながら、エコロジーと宇宙開発の接点で意味を広げ続けている。
パーヴェル・ムス氏へ
「Princip NOVO」代表取締役
アートグループ「気づき」の活動を長年にわたり戦略的に支え、私たちのエコシステムづくりにも自ら加わってくださったことに感謝します。
クセニヤ・マカルチュク氏へ
スコルコヴォ・アートクラブ会長
多方面にわたるご支援、力強い情報発信、そしてアートグループ「気づき」の活動へのご参加に感謝します。
エレーナ・ヴォルコワ氏へ
出版社「ルースキー・ミール・メディア」代表
Renova Lab とツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館での展覧会シリーズを、非の打ちどころなく運営してくださったことに感謝します。
ナタリヤ・アバクモワ氏へ
ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館館長
展覧会の開催と高い専門的評価に感謝します。その結果、作品の一部が博物館の収蔵品とロシア国家目録に収められました。
デニス・シチェルバコフ氏へ
「Festival-Stroy」創業者
展示の確かな施工、展示設備のご提供、そして2022年から続く積極的なパートナーシップに感謝します。
アンドレイ・ベリャエフ氏へ
「iFlex」代表取締役
年月に試された確かなパートナーシップと、変わらぬご支援に感謝します。
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アートグループ「オソズナンノスチ」(気づき)

「宇宙のエコロジー」は、アートグループ「オソズナンノスチ」のプロジェクトです。作家たちは、技術圏がすでに用済みとした物質、すなわち基板、真空管、光学部品、金属を扱います。グループを率いるのはセルゲイ・コジュホフスキーです。

確認済み
ロシア博物館基金
2023年の作品は、ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館の収蔵品となり、ロシア連邦博物館基金国家目録に登録されました。登録番号43684629、43060104、43684628。
カルーガ、2023年
ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館での展覧会、2023年1月20日~2月26日。共催は同博物館、出版社「ルースキー・ミール・メディア」、ストロガノフ記念ロシア国立デザイン応用芸術大学。
「エコヴォルナ」、ニジニ・ノヴゴロド
2023年7月、ニジニ・ノヴゴロド見本市会場にて。アートオブジェ「逃げる人」と、フェスティバル来場者向けのワークショップ。

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